平成28年度 合格者達の声


後半戦通信添削講座(参加No.1098),ユープラ(参加No.033)
Sさんの声(東京都)

【1.ウラ指導の指導内容で特に合格に役立ったと思われること】
講座で言えば『国語力開発講座(前半戦後半戦)』が特に役に立ったと思います。階振り・ゾーニング・ボリューム等自分で理想と思われる図面を描いたにも関わらず、ちょっとでも中途半端な部分や廊下が綺麗に通っていないと問答無用でランク3(下手したらランク4)の添削を受けることで、何よりも優先して建物の骨格を考えられるようになりました。その結果、多少部屋の形状がいびつでも全体がまとまって見え、プランの修正が発生しても大崩れしないようになりました。ウラ指導の講習会などで言われていた『全体最適』という考え方を理解することが出来た講座だったと思います。

【2.学習方法で工夫したことや力を入れて勉強したこと】
不合格となってしまった年(平成27年度)の合格者の方々の体験談で、『他の受講生の図面で、ランク1でまとまっている図面のAPZを整理する』という話を聞いて、それを課題毎に実践しました。アプローチ・外構配置・コア位置・廊下位置・ホール位置などわかるようにして、時間があれば眺めるようにしていました。
それと、類似用途の過去問標準解答等は、常に確認出来るような状態にしていました。区画の考え方やアプローチ条件に対する対処法など迷ったら、即確認していました。

【3.過去に受験経験があれば,合格できなかった年に比べて心構えや当日の心境などで変わった点はありましたか?(初受験の場合は,無視してください)】
合格できなかった年は、『出されたお題には完璧に対応しなければいけない』と気負っていたように思えます。今年は、『わからないことはやらない!(たぶん周りもわからない)』と割り切っていたので、初出題の項目があっても焦らなかったのだと思います。

【4.その他,製図受験の感想,後進の受験生達へのアドバイスがあれば教えてください】
どれだけ対策していても何が起こるかわからないのが製図試験だと改めて実感しました。普段なら絶対やらないような凡ミスから始まり、色々と派生してパニックになり、最後はボロボロになりながら描き上げた試験でした。ウラ指導の講習会などでも『片足片腕なくなっても首の皮一枚繋がっていればとゴール出来る』というような話がありましたが、まさにそうだと思いました。そして、どんな絶望的状況でも最後まで諦めずに図面が回収されるまで、ひたすら足掻くことが大切だと感じました。