平成24年度 合格者達の声


後半戦通信添削講座(参加No.1110),ユープラ(参加No.039)
Sさんの声(群馬県)

学科4回、製図1回、ようやく合格できました。ウラ指導の講師の方々には学科からずっとお世話になりっぱなしですが、これから製図を受験される方のご参考になればと思います。

■H21年(事務所ビル課題)、H22年(美術館課題)
ユーザープランニング検証会出席、8月の製図講習会に出席。】
・製図では初講習会。製図試験の雰囲気を知るために参加。膨大な分析資料を頂いて、目を白黒・・・
・美術館の機能図について詳細に学び、訪問者、管理者、美術品の動線いろはを理解。
【H22年後半戦パーフェクトコース(ボーダー対応)受講】
・右も左もわからず第三課題まで解くも、学科不合格にてあえなく断念。国語力、過去問研究は全く手付かず。
【H22年東京自主勉(製図)参加】
・卒業生の方が教えに来てくださってたり、その他見学会(非公式)に参加させてもらったり、いろいろとお世話に。
・その他、ウラ指導卒業生の海豆研究所で光速2時間作図法DVDを買い、あちこちメルマガを登録。

■H23年(老健課題)
・学科は体調不良で受験できず、ユーザープランニング検証会(1回目)のみ出席。
・たまたま来ていた大学の友人(当時ユープラ17番)の合格体験談を聞き、貴重なアドバイスを頂く。

■H24年(図書館課題)、製図初受験
【8月の後半戦の製図講習会(100人講習会)出席】
・製図の勉強法の要領を教えてもらう。試験において必ず死守すべきこと、やらなくていいこと等ポイントを押さえた内容でとてもありがたかった。最初は高度すぎて、なかなか自分の技術が追いつかず。ひとつずつできることから実行
『とにかく、空間構成が勝負ですからね!』というペンギンさんの言葉が耳に残る。
・教わったことは、当日の配布資料にガッツリ書き込み、試験直前まで何度も何度も見返した資料はバイブル

後半戦ビクトリーコースと資格学校を併用】
・ゴマさんに資格学校と併用し混乱してしまう人が後を立たないと論されるも(汗)、学科の時からずっとお世話になっていたのと、過去問分析力、ユープラ検証の蓄積、エスキスの考え方等を学びたいがために受講。
国語力研究講座も受講したかったが、さすがに時間的に無理そうなので諦める。

【ペンギンさんからお誘い頂き、直接塾のメンバーに混じって自主勉参加】(機会を与えて頂いてほんとに感謝です)
・初受験でわからないことだらけだったので、直接塾の方にウラ指導的製図のいろはを教わる。
・直接塾メンバーでの実例見学会2件の際に、製図試験的にどのような点に注意して見学すべきかを教えてもらいながら見学。自分でも数件図書館見学に。図書館の中で働いてる方に、裏方の苦労などを伺えたのがすごく参考に。
・帰りの電車の中で、その日皆さんのエスキスとプランを眺めすかして研究させてもらう。またとない機会、有難しです。

後半戦添削5課題
・8月中の第3課題くらいまではなんとかついていけたが、第4、第5課題は資格学校も重なって悲惨な状態に。
・エスキスがまとまらず、作図しながらも迷うので作図も終わらない、という悪循環にはまる。
・掲示板も、なんとか読むだけ読む。余裕がなくほとんど参加できず。
・第4課題、第5課題のランク1図面を全部出力して、片っ端から眺めて研究。同じ課題を解いているにも関わらず、きちんと課題文の条件を満たしながら、空間にストーリー性もある図面がたくさんあり、非常に参考になる。
・提出期限(9月後半)後も、エスキス時短講習会で教わった事やエスキスの流れを体に覚えさせるために、時間をあけてエスキスをやり直したり、解答例を単純にトレースしたりした。

【9月半ば、エスキス時短講習会出席】
・9月に入ってウラ指導課題も資格学校も問題が難しくなり、エスキスがまとまらず煮詰まった状態で参加。直接塾の方の洗練されたエスキスを改めて解説して頂き、逐一メモに書き取る。いちいち納得。
『条件整理の段階では、判断もプランニングもなにもしない。機械的にやる。』というグロさんの言葉が耳に残る。
・過去の課題文については、縦読みの仕方、ポイントを解説して頂くも、書き取るだけで精一杯。
・講習会が終わってから、エスキスをもう一度ゼロから教わった通りに実行してみて、とてもやりやすいことを実感

【10月の一発逆転模試
・自宅受験。結局1時間以上オーバーするも、エスキス時短講習会の効果とスランプ脱出を感じる。
・掲示板で『解答例を見る前に何度も解きなおすこと』とペンギンさん。しかし、解きなおすやり方がわからず質問
・『1.ゾーニング(ククッタリ、チギッタリ)、2.アプローチ(必ず最初に押さえる)、3.ストーリー(課題文)』を意識してエスキスをやることが大事と教わる。即実行
・自主勉最終日は、一発逆転模試のランク1図面でチビコマ大会をやり、アプローチ&コア&王様ゾーンの関係を研究。同じ課題を解いているので、苦労しどころとか、その人なりの工夫どころ、空間的優先順位のつけ方とか、図面を見てよくわかるように。他人の図面を見ると勉強になる、という意味がよーーーくわかった
・コアの取り方、廊下の走らせ方、バナナの法則、ゾーニング等について、ここにきてようやく理解がつながってくる

過去問研究講座
・最後の一週間で、なかなか手をつけられなかった過去の課題の分析にやっと着手。課題文の縦読み、を習得。
・H22年の美術館課題を実際に解いてみた。美術館の細かい裏動線とかはわからなかったが、『ゾーニング(ククッタリチギッタリ)』のキモを意識できた。試験元の出す標準解答例を見てびっくり。これは、やっておいてほんとよかった

【その他】
製図のウラ指導(著書)、サイトにある無料配布、後半戦の有料配布資料は、折に触れてくまなく読む。やりながらわからないことは、直接質問できたのでその場でして、聞いたことは即実行。笑
・美術館の講習会で機能図についての重要性を認識していたので、図書館の資料についてもそうゆう目線で収集。
・エスキス1/400終了段階で、課題文を片手に漏れがないか総チェックするやり方を資格学校で学び即実行。エスキス後は作図するだけ、の状態に持っていくようにする。以来、課題文読み落としがかなり減る。これも効果的だった。

【まとめ】
学科同様ウラ指導教育の強みで、過去の課題文の傾向と対策が充分できたので、課題文読みの際に迷うことがなかったです。いかにシンプルにまとめるか、何を王様ゾーンにおくか、部門分けの中でちぎれるものは何か?落としどころはどこか?計画の要点も含めてストーリーに一貫性があるか?をすごく意識しました。すべてウラ指導で教わったことの受け売り!ですが、これらを外していなければ、他が多少悪くても大丈夫だろうという魂胆もありました。
カフェもできれば図書部門と一緒の1階がいいけど、プラン上入らず。課題文上は共用部門ということで、図書部門からはエイヤとチギリまして(いや、そもそも図書部門でないし・・・汗)。その代わり、EV降りてすぐ目に付いて、なおかつ吹き抜けのすぐそば、という2階の王様ゾーンを狙って配置することで許してもらおうと。だいぶ無茶ですが。
あとは平凡ですが、縛りがほとんどなく自由度の高い課題だったので、完成させる人が多いだろうと思い、最初から設計ハードルを下げまくって、丁寧でミスのない図面に仕上げることに集中しました(例:BDSを風除室前に設置する、小ホールを2階にする等)。途中でプランの考え直しも、やり始めると終わらないと思いやりませんでした。
反省点としては、条件整理の段階でぼんやりと南西アプローチが王道と考えていましたが、実例に引っ張られ南北アプローチに走ったこと(むしろ、実例に引っ張られすぎ?)。あと、チビコマ、廊下率の検討ができなかったので、確信犯ではありますが、一発勝負になったことも今となってはヒヤヒヤです。また、廊下がない一体型とは聞こえがよいのですが、廊下&通路なし、図書部門の各コーナーの形状はがたがた、読書室も無窓など、突っ込みどころ満載で・・・でもそれもわかっていて、まぁ全体から言ったら減点になるかならないか微妙なところかなーと思いながらでした(>_<)


以上、長々と書きましたが・・・
自分のプランニングのヘタクソさにあきれつつも、当日課題を解いている間すごく楽しくて、こんな風に図書館を設計する機会があったらいいなぁと思いながら描きました。学科より製図の方がたいへんだけど断然楽しい、と聞いていたのですが、ほんとにそうでした。すごい濃い2ヶ月強だったと思います。
学科の有本さん、槙田さん、製図の荘司さん、石黒さん、木田さん、直接塾の皆さん、一緒に勉強した皆さんのおかげです。これからも、ウラ指導と皆さまのますますのご活躍をお祈りしております!本当にありがとうございましたm(_ _)m