平成20年度 合格者達の声


後半戦通信添削講座(参加No.2040)
Tさんの声(熊本県)

【製図の体験談】
製図試験ではまだまだのレベルで合格。
アドバイスを出来るわけではないですので体験のみ記載します。

H20年はH19年末にユープラ参加後は学科のみ学習。学科合格後に製図勉強開始しました。

作図力は受験生としては元々低く。老眼!になったようで製図用紙の緑の薄い線が見え難いためフリーハンドを選択。

やった事は、ウラ指導の福山地区講習会の2月、8月製図講座参加、後半戦通信添削、過去問題研究講座、一発逆点模試(福山会場)参加です。
情報として他の課題も手に入れたのですが解くまでには至りませんでした。

後半戦通信添削(課題をやった後プロファイルや解答を見て、間違えた点、学んだ点を書き出した)
【第一課題】
久しぶりの製図課題で更衣室1つまともに計画できませんでした。
H14,16年の本試験で更衣室をかなり計画したのですが‥
【第二課題】
最初のイメージで閃いたつもりで、道路側東西に長いプール計画。
地味でも無理の無い計画すべきと反省
【第三課題】
道路斜線は気がつき回避、駐車台数を少なく見間違う。思い込むと再確認の時も読み違う傾向。読み違い癖、直らず本番へ (あまりの出来の悪さに第一課題の解き直し、解答図のトレースなどを優先する)
【第四課題】
高さやアプローチの考えが難しくエスキスのみ。外部条件(敷地、その他の施設)よりアプローチを導かれる所の重要性に気づく
【第五課題】
迷い頂点に達しエスキス未完。

【対応策】
今までの課題文から設計条件だけを第一から第五課題までを1枚にまとめて貼り付けて比較。
アプローチ、その他の施設、敷地条件のみで、第一から第五課題まで建物の配置、最大寸法などを出してみる。
課題ヨミ落とし防止のチェックを語呂あわせで覚える。用語の再確認、課題文の読み取りなどで良く使う用語の整理
Qアプローチとは  A‥のこと ようにして書いた。
図面のトレース(1枚普通に製図して、それにA2サイズのトレペを重ねて、フェルトペンで単線でタイム測りなぞる。


一発逆点模試
課題の読み取りミス(ゾーニング違反)をしてしまいカナリへこむ。
【対応策】
共用部、ビジネスホテル、フィットネスのゾーニングに注意して後半戦課題、1発を見直す。単純な事だけに身にしみた。


【本試験】
1.アプローチ、その他の施設、敷地条件で外側から固める。
2.ホテル基準階左上のレイアウトを決めかねたのでボリュームのみ決めて次へ
3.プールの配置する階に悩む。ボリューム、配置しやすさから2Fプール。動線計画からは1Fプールと悩む。ペデストロアンデッキ高さとH14の本試験で2Fプールがあったことで受験生の多くが2Fプール選択と判断した。
4.チビコマ段階で2時間、そのまま作図へ、まずは計画の要点の文章を書く。
5.平面の外壁程度記入段階で面積表記入(1F保留、基準階後で訂正)
6.作図を進めると指定された面積に合わせるのに苦労する。2Fフィットネス予想より厳しく階段へのアプローチ断念
7.基準階の保留部分を描き面積を書き直す。
8.数分見直しできる時間があり見直すが、読み落とし防止の語呂も優先度を考えてなく行当たりばったり。(時間を決めて見直しの重要度を決め何度もやっておくことが必要と思った)
9.試験後、撤収の時にエレベータの長さ間違いに気がつき一気にブルー 。
10.帰宅後、再現図に取り掛かる。記憶があいまいな点が出てくる。
ユープラの参加番号は002番。

【気がついた点】
製図の試験は限られた時間で重要な点を押さえる点において仕事の質と共通するかもしれない。 自分は忙しくなるとポカをし易いと思う→試験でも同じだと思うので、それが理由で合格への道が遠かったのだろう
例:
仕事で重要な日にちを間違えて郵送したために迷惑をかけフォローが大変だった。
この場合の優先度は、相手先の住所、氏名、連絡先、日時、用件の題名、用件の内容、と順番と今自分は思っている ので、ホントに全部重要だけど時間が限られていれば、今後はこの順番で間違いないか確認するだろう。
(上司、同僚各位 どれも間違って良いとは思いませんので‥)

【ウラ指導の製図試験対策について】
何か書けるとしたら、もう少し近くで講習会があればよかった。しかし忙しい仕事の中、講師を引き受けるだけでも大変だろうと思う。自主勉強会などで底上げして行くことで対応するのが現実的だと思う。(ペンギンさんや講師の方、多くの仲間から助けてもらいました。感謝、感謝)

【最後に 「戦歴」】
時系列
平成07年 (転職を機に建築を本格的に勉強し始める)
平成09年 学科不合格 記録なし
  ↓      ↓
平成12年 学科不合格 記録なし
平成13年 学科不合格 記録なし
平成14年 学科合格  製図試験ランクⅢ
平成15年         製図試験ランクⅣ
平成16年 学科合格  製図試験ランクⅡ
平成17年         製図試験ランクⅡ? 記録紛失
平成18年 学科不合格 15(12)、20(12)、12(13)、9(12):56(63)
平成19年 学科不合格 14(12)、19(13)、13(13)、15(11):61(63)
平成20年 1級建築士試験合格

・製図試験
平成14年「室内プールのあるコミュニティー施設」学科試験の基準が下がり合格! 9月より本格的にNで学習するが手遅れ。
平成15年「保育所のある複合施設」学科製図コムに出会う。面積マトリックスなどの手法に感動。プランニング下手で未完。
平成16年「宿泊機能のあるものつくり体験施設」建築計画を理解せず受験テクニックに走る。建物として成立しない計画になる。
平成17年「防災学習のできるコミュニティ施設」ウラ指導の講習会、自主勉強会で建築基本(国語力)学ぶ。課題文の確認ミス(既存木など)。
平成18年 (未受験:ユーザープランニングに参加)
平成19年 (未受験:ユーザープランニングに参加)
平成20年 ウラ指導後半通信講座、福山でウラ指導講習会参加。通信課題、ウラ模試で課題文の読み間違い連発。反省し同じ課題を繰り返し基本に返って学習。